「東京オリンピック 1964年」でご紹介した昭和39年(1964年)10月25日の新聞記事
に、日本の選手、団体が金メダル16個を獲得したことが掲載されていたことから、
その種目、団体、個人について今まで書いてきましたが、最後にボクシングです。
まだ、記憶に新しい「2012年ロンドン大会」で村田諒太選手が金メダル(ミドル級)を
獲得するまでの48年間ご無沙汰だった種目です。
東京オリンピック1964年ボクシングの成績を見てみる
階級と階級毎の金メダリストの氏名と国名です。(昭和39年10月25日 中部日本新聞の記事より)
◇フライ級
F・アトツォーリ イタリア
◇バンタム級
桜井孝雄 日本
千葉県出身 中央大学 (新聞掲載の写真ですが、少し日本人離れされたお顔に見えます)
決勝戦で、チョン・シンチョ(韓国)と対戦。
1ラウンドからダウンを奪い、さらに連打で1ラウンド終了間際に2度目のダウンを奪う。
2ランドでも、二度のダウンを奪って1分18秒、レフェリーストップで勝った。
この後、プロ入りするも世界の壁は厚かったようです。
◇フェザー級
S・ステバシキン ソ連
◇ライト級
◇ライトウエルター級
J・クレイ ポーランド
◇ウエルター級
M・カスプシク ポーランド
◇ライトミドル級
B・ラグチン ソ連
◇ミドル級
V・ポペンチェンコ ソ連
◇ライトヘビー級
C・ビント イタリア
◇ヘビー級
J・フレーザー 米国 ※ジョー・フレージャー (WBA WBC 世界ヘビー級チャンピオン)
以上、10階級
ロンドンオリンピックの結果
ロンドン大会も10階級(男子)だが、以下のとおり。
ライトフライ級、フライ級、バンタム級、ライト級、ライトウエルター級、ウエルター級、
ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級、スーパーヘビー級
<金メダル>
男子ミドル75kg級 村田諒太選手
<銀メダル>
対象者なし
<銅メダル>
男子バンタム56kg級 清水聡選手
<4位~8位>
該当者なし
う~ん、ちょっと、層が薄いですかね。
まだ、時間あります!頑張ってください。応援してます!
こんな記事が載ってました!
<当時の新聞から>
オリンピックで表彰されるのは、一位から六位までの個人あるいはチームで、とくに優勝者名は主競技場のカベに彫りつけられ、 永久にその名誉がたたえられる。 優勝者から三位までにメダルと賞状、四位から六位は賞状のみが贈られる。
金メダルを受けるのは、優勝者と優勝団体だが、団体競技の場合、バレーボール、バスケットボール、水泳、ホッケー、サッカー、ヨット、ボート、カヌー、自転車、フェンシングと陸上、水泳のリレーには、全員一個ずつ贈られるが、体操、近代五種、馬術の三競技は、団体に一個しか贈られない。
……今は、どうなんでしょうか。