先日、2020年のオリンピック開催地が東京と決定し、実施される28競技のうち
27競技は決まっていて、残り一枠をレスリング、野球・ソフト、スカッシュの3つが
争っていましたが、IOC総会の委員投票が行われた結果、皆さんご存知のとおり、
レスリングが実施競技に決まりました!!
さて、レスリングをよく「お家芸」と呼びますが、はたして本当だったのでしょうか。
過去新聞で振り返ってみましょう。
1964年東京オリンピックレスリングの金メダリストの皆さんです。(青枠囲み線内)
ご覧いただいてわかりますとおり、なるほどお家芸といわれるだけあって、
16種中5種の金メダルを獲得しています。
- フリー・フライ級 吉田義勝選手
- フリー・バンタム級 上武洋次郎選手
- フリー・フェザー級 渡辺長武(おさむ)選手※1
- グレコ・フライ級 花原勉選手
- グレコ・バンタム級 市口政光選手
全成績でいいますと、右表にありますとおり、入賞者は10人(金メダル獲得者再掲)です。流石です!
さて、レスリングはご存知の方も多いと思いますが、2通りのスタイルがあります。簡単ですが、各スタイルの特徴(私自身2通りあることは知っていましたが、深く追求したことがありませんでしたので、調べてみました)は、ざっくりですが以下のとおりです。
○グレコローマンスタイル
上半身の攻防のみで戦うスタイル 脚を使って攻撃したり守ったりすることは禁止。
○フリースタイル
全身のどこを攻め、どこを使ってもいい。ただし、そうはいっても、殴る・蹴る等打撃系、関節技、かみつき等禁止。
<参考>
※1「アニマル1」(アニマルワン)
アマチュアレスリングを舞台にした川崎のぼるの漫画。それを原作としたアニメもあり。(題名「アニマル」は、日本レスリング史上最強と言われた、フリー・フェザー級の渡辺長武選手に付けられたあだ名からきている。※186連勝でギネスブックに掲載された)
私が、幼い頃叔父が読んでいたマンガでこの名前を覚えていました。アマチュアレスリングを題材にする漫画ってところが、時代ですね。
そういえば、1960年代後半から1970年代後半までだったか、「柔道一直線」、「タイガーマスク」、「巨人の星」、「アタック№1」、「キックの鬼」、「空手バカ一代」等スポーツ系漫画、アニメ、ドラマが多かったなぁ、と思います。
次回は、「第30回オリンピック ロンドン大会」との比較を書きたいと思います。